キル・ビル Vol.2を観てきた。
前作に比べて、メインとなる人物が増え、彼らのバックボーンはそれほど語られることなく、物語は進む。
どっちかというと、前作はばっさ、ばっさのチャンバラがメインで、ストーリーに関しては特に重きを置いていない感じだったが、今作は、ブライドとビルの“関係”というストーリーが重視されているものだった。

しかし、タランティーノはサドというかマゾというか、ユマ・サーマン演じるブライドに、これでもかこれでもかと攻撃を仕掛ける。それはとってもエッチくさいのだ(笑)。セクシャルな感じがぷんぷん。しかも、ユマ・サーマンの苦痛にみちた顔がたまらなくセクシーだったりするんだよな〜これがまた(笑)。

タランティーノはやっぱり変態さんだ。

今回も半蔵の刀は執拗に出てくるのだけど、最後の決着に用いられるのは(ネタばれになるので書きませんが)・・・・・・で、なんでやねん!って感じ。

まあ、なんにも考えずに、あははと観る分には楽しめる映画でございました。

ちょっとショックだったというか、前作で気づけよ!と自分にツッコミを入れたくなったのが、“エル”という殺し屋のセクシーむんむんのねーちゃんが、ダリル・ハンナだったこと。
“スプラッシュ”の印象が強かったので、びっくらこきました。
でもこの人、ブレードランナーでも慰安婦レプリカント役という個性の強い役で注目されたという経緯もあるから、こういうややキワモノ系を演じるのが実は得意なのかもしれぬ。

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