ISBN:4789720063 単行本 江口 研一 ソニーマガジンズ 2003/02 ¥1,890

今、「クリエイション・レコーズ物語」を読んでいるので、マッギーとトニー・ウィルソンって似ているよな〜としばしば思う。
どちらもお金儲けというよりも、クールな音楽を世に出したいという、音楽を愛する心意気だけのDIY精神でレーベルをはじめたっていう点も似ているし、個性的だけど求心力があり、適度に羽目をはずし、ときにかんしゃくを起こす、とっても愛すべきバカなところも似ているよな〜(トニーはクールな音楽を出す=クールな人と思われたいだったんだろうけど)。

しかし、この二人のおっさんたちの嗅覚はすごいっすね。ホント。

Factory=Joy Division、New Order、A CERTAIN RATIO、HAPPY MONDAYS、DURITTI COLUMN、Section25、JAMESなどなど綺羅星のごとく。

CREATION=The Jesus & Mery Chain、Primal Scream、The House Of Love、Ride、My Bloody Valentine、Teenage Funclub、Oasis、THE JASMINE MINKSなどなど。

でも同じような理由、放漫経営(アーティストと正式な契約を結んでいない、マーケティング度外視、アーティストと良好な関係すぎてリリースタイミングがアーティスト主導)などでレーベルは頓挫してしまう。

ううう、もったいない。

でも、どちらもあの時代に必然的に生まれた美しくも毒々しい徒花のような存在だ。

美しくて、そして衝撃的でクールな音楽を届けてくれて本当にありがとうといいたい。

「クリエイション・レコーズ物語」も全部読み終えたらまた、感想なぞ書きたいと思います。

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