ザ・リバティーンズ CD 東芝EMI 2004/09/01 ¥2,300

今やオアシスの太眉兄弟の上をいく、お騒がせコンビがフロントのザ・リバティーンズのセカンドアルバム「リバティーンズ革命」を遅ればせながら購入。

ファーストは荒々しい叫びの向こうに、美しいメロディが見え隠れする秀作であったので、今回のセカンドはどうかな?と思っていた。
音の話題よりもフロントマン二人の行動の話題が多いバンドだが、今回のアルバム製作も大変だったようだ。

さて、一聴してみての感想。
荒削りはやはり荒削りのままなんだけど、前作が叫びっぱなしだったとしたら、今回は引くところは引いている感じ。
メロディの美しさが前作よりも表に出てきて、ただのパンキッシュなバンドではないということがよくわかる。

さらに、詞。
もう、二人の愛憎が入り混じりの切なかったり、痛々しかったり、ふてぶてしかったりと関係性がもろみえ。

でも、そういったところがリバティーンズなんだよな〜と思わせる。
ピー太郎のぶっきらぼうなんだけど、時折頼りなくふらつくヴォーカルと、カールの包容力のある優しい歌声の掛け合い。

やっぱりリバは、この二人あってこそ。

お互いが近しいだけに、喧嘩も激しいだろうし、そのあとの傷つき方も大きいのだろう。
ピー太郎の無垢なまでの傷つきやすさと、カールのそれをひたすら見守る(愛憎入り混じりの)姿が、歌に出てくるんだろうな。

頼む、アラン・マッギーさん、どうかこのバンドの手綱をとって上手くまわしてあげておくんなまし。
なんたってあなたは、オアシス、プライマルと猛獣を扱ってきたのだから。

ドラッグとか仲たがいとかで終わって欲しくないバンドなのです。

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