さすがに2004年に買ったCDで、聴いていないものが多数ある事実に「ごめんよー」という気持ちをこめてこれからしばらく「すんません、今から聴きます」キャンペーン実施中ということで。

で、取り出したものはLOOKOUT RECORDSからリリースされたEVENING「Other Victorians」。

いやー、これいいわーー。

なんというのか、一見斬新なんだけど、そこはかとなくクラッシックなにおいもあり。
生音とエレクトロニカの融合だったり、曲の展開はユニークなんだけど、根底に流れるのは、実はダンスビートなんじゃないかな?と思わせるところもあり。

曲のイメージは、ダークなんだけど真っ黒というわけでなく、暗闇と光の間にいるという感じ。

本作品がファーストということだけど、かなりの完成度でびっくりだす。
バンド名はちょいダサというか、もちっと考えろよーという気もするけれど、
夕方、夕べ、夕刻、日暮れ、宵(よい)
という意味を考えるとピッタリかも。
まさしく、太陽がギンギラギンに光る日中でもなく、漆黒の夜でもなく、一番なんともいえない曖昧な宵の時間というイメージの音だし。
“逢魔が刻”という昼なのか夜なのかわからない、そんな曖昧な時間。
そんな時間の音を彼らは紡いでいるかのようだ。

ご興味のある方は、LOOKOUT RECORDSのサイトにてアルバムの中の一曲“Vivixc”を視聴できますので聴いてみてください。

http://www.lookoutrecords.com/bands/band.php3?bnd_id=377

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