虚構と現実 日常をエンタメに
2005年2月17日 読書
ISBN:4757721439 コミック 桜 玉吉 エンターブレイン 2005/01/31 ¥882
肉彦君の日記に大好きな桜玉吉氏の新刊が発売されているとの記述を発見し、慌てて本屋に走る。
「御緩漫玉日記 (1)」をゲット。
内容は、基本的には昔からの漫玉日記の延長といえば延長。
ただし、今回は玉吉氏がかつて“エロを書くのは死ぬほど恥ずかしい”と言っていたエロがネタ(といっても奥ゆかしくもあり、隠微でもあり、センチメンタルでもあり、なエロ)。
しかし、何故ワタクシはこの人の話が好きなのであろう。
書いていることといえば、基本的には日常の些細な出来事かつ、狭い世界での人間模様。
普通なら内輪ネタとしか取れないようなネタばかりなのに。
多分、玉吉氏は自分の弱さ(なんたって自分の欝もネタにしてしまったくらいだし)、恥ずかしさ、かっこ悪いところなどを淡々と描いているからなんだろうな。
ワタクシを含め、四六時中カッコよくいられる人間なんていない。
誰にだって、駄目な自分や弱い自分というのを持っているわけで。
それが、淡々と描かれているうえに、安易に解決される様が載っているわけでもない。
日常の出来事でそうそう大団円で解決できる出来事なんてむしろ稀で、いつまでも駄目な自分や弱い自分を引きずって生きていかなければならないことのほうが多い。
それでも日々は過ぎていくわけで。
そうした誰もが持っている日常が彼の漫画からは読み取れるんだよね。
そして、駄目でもしゃーないんだなと、なんとなく思わせてくれる。
無論、表現者であるわけだから彼の描く物語とは、本来の意味では現実そのままではなく、虚構もある。
それが上手くやれてこその日記漫画なんだろうな。
ダウナーであり、エロスを感じさせ、ほっこりした気持ちにもされ、そしてセンチメンタルでもある。
いやー、ホント、日常を描かせたら奇才!かも。
肉彦君の日記に大好きな桜玉吉氏の新刊が発売されているとの記述を発見し、慌てて本屋に走る。
「御緩漫玉日記 (1)」をゲット。
内容は、基本的には昔からの漫玉日記の延長といえば延長。
ただし、今回は玉吉氏がかつて“エロを書くのは死ぬほど恥ずかしい”と言っていたエロがネタ(といっても奥ゆかしくもあり、隠微でもあり、センチメンタルでもあり、なエロ)。
しかし、何故ワタクシはこの人の話が好きなのであろう。
書いていることといえば、基本的には日常の些細な出来事かつ、狭い世界での人間模様。
普通なら内輪ネタとしか取れないようなネタばかりなのに。
多分、玉吉氏は自分の弱さ(なんたって自分の欝もネタにしてしまったくらいだし)、恥ずかしさ、かっこ悪いところなどを淡々と描いているからなんだろうな。
ワタクシを含め、四六時中カッコよくいられる人間なんていない。
誰にだって、駄目な自分や弱い自分というのを持っているわけで。
それが、淡々と描かれているうえに、安易に解決される様が載っているわけでもない。
日常の出来事でそうそう大団円で解決できる出来事なんてむしろ稀で、いつまでも駄目な自分や弱い自分を引きずって生きていかなければならないことのほうが多い。
それでも日々は過ぎていくわけで。
そうした誰もが持っている日常が彼の漫画からは読み取れるんだよね。
そして、駄目でもしゃーないんだなと、なんとなく思わせてくれる。
無論、表現者であるわけだから彼の描く物語とは、本来の意味では現実そのままではなく、虚構もある。
それが上手くやれてこその日記漫画なんだろうな。
ダウナーであり、エロスを感じさせ、ほっこりした気持ちにもされ、そしてセンチメンタルでもある。
いやー、ホント、日常を描かせたら奇才!かも。
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