モリッシー CD BMGファンハウス 2004/06/09 ¥3,360

モリッシーさん(45)、7年ぶりの新作「You Are The Quarry」DVD付きを購入(ってなんでワタクシ、モリッシーさんのプロモが見たいんだろう??)。

今回、プロデュースがグリーン・デイなどを手がけるポップ・パンクの仕掛け人
Jerry Finn(かなり意外な人選)ということで、どんな音になったのだろうか興味津々だったのだ。

UKやUSのチャートを賑やかしているという情報も入ってきていることだし、久々の会心作か?

ワクワク、ドキドキしながらポータブルCDプレーヤーにセット!

約60分後・・・・・・。

ぶはははは〜。モリッシーさん、最高!
Jerry Finnの起用は結構当たりだったんじゃないでしょか。
音は、ここんとこないくらいにクリアでラウドで迫力あり。
そうした音をバックに、モリッシーさんの伸びやかな、そしてクセのある声がのる。
いい感じ〜。

しかし、ファンの方にはすいませんが、曲によっては、

“ラウンジバーのような場所でモリッシーさん(45)がびしっとスーツ(でもインナーはフリフリフリルシャツ)を着て、マイクコードをぶるんぶるん振り回しながら、スタンダードナンバーを歌っている?!”

ようにしか聞こえない曲もありました(笑)。

紳士淑女がグラスをかたむけながら、いい感じの雰囲気のなかで、浪々と歌い上げるモリッシーさん、という図が脳内を巡り、笑いをこらえるのに苦労しました。

でも、良かったのよ〜。
ここ何年かのモリッシーさんのどのアルバムにも増して、生き生きしていたのよ〜。

ということで、これから歌詞を見ながら、またぐふぐふ笑わせていただきやす。

モリッシーさん、やっぱりあなたは、さいこーっす。
フランツ・フェルディナンド CD ソニーミュージックエンタテインメント 2004/06/02 ¥2,100

Franz Ferdinandの「Franz Ferdinand」を聴く。
UKメディアで騒がれ、日本でもぼちぼちそのニュースが報じられていたところの日本盤リリース。
UKメディアっつーのは、騒ぐだけ騒いで、落とすときはボロカスに落とす、あまり信じられないメディア。

そんなUKメディア、大絶賛!となると、ちと疑ってみたくなるのが天邪鬼なワタクシ。
輸入盤ですでに発売されていたのは知っていたけど、ずっと我慢していた。
そして、試聴も何もせずに“さら”な気持ちで聴いてみました。

あら、嫌だ、結構好き系じゃない。
というのが第一印象。

ファンクっぽい曲あり、メロディアスな曲なり、ドラマティックな曲あり、ガレージっぽい曲もありとなかなかの品揃え。

特にファンクっぽい曲は、ワタクシが愛してやまない日本のバンド「JAGATARA」にちょっと通じるものがあった(これはあくまでのワタクシの個人的意見)。

ということは、逆に新しいというよりも、むしろ80年代ニューウェーブの匂いが彼らには感じられたのだ。
もちろん、真似というわけではなく、そこにはオリジナリティも感じられるのだ。

アートワークや本人さんたちの衣装へのこだわりなど、ちょっと面白そうなのだ。

気の早い話だけど、次作が見もの。
どうなるか?で彼らの真価が問われるような気がする。

ワタクシ的には、「好きだわー」と言えるアルバムでした。
ザ・コーリング CD BMGファンハウス 2004/05/26 ¥2,200

恐るべし22歳コンビ。
ザ・コーリングの「ザ・コーリング2」を聴きました。
うーむ。
伸びやかな声は、適度に渋みと色気があり、ワタクシの好きな声。
楽曲はとってもクオリティが高く、全曲シングルカットできてしまうのではないか!とびっくりするくらい。
まだ、歌詞カードを見ていないので、どんな内容の言葉が歌われているのか、定かではないが、とても厳粛な気持ち(大げさだけど)になった。

ボーカルのアレックス君の声は、苦悩や喜び、そして慈悲深さを感じさせ、なにやら厳粛な気持ちにさせられる。
22歳の若造(笑)にこんな気持ちにさせられるなんて!

しかし、惜しいのは、楽曲のクオリティは高いのだけど、なにやら程よくまとまっている感もあり、もちっとはじけてほしいところ。
06月02日付 日刊スポーツの報道「小6加害女児、興奮した様子なく事情聴取」へのコメント:

長崎県佐世保市で起こった小学6年生の女児の同級生殺害事件について。
もう、何やら暗い気持ちになった。

世の中が殺伐とした中で、一番影響を受けるのは子供たちだろう。
無機質な人間関係、肌と肌の触れ合いなどなく、人が肉体的にも精神的にも簡単に傷つくということを、身をもって知ることができない子供たち。
結局、こうした社会を作ってしまった我々大人の罪なんだろうか。

生活はさまざまな道具により便利になり、人と直接あったりすることなくコミュニケーションを取ることができる。
そうした中で、人と人との触れ合いという大事な何かが失われている。

チャットでの諍いが原因とされているけど、顔を突き合せて喧嘩するのと、言葉のやり取りだけで喧嘩するのでは、大違い。
言葉のニュアンスやその言葉を発したときの表情という情報が、書き言葉では上手く伝わらない。

そして喧嘩の種だけが、不気味に育ち弾けたのだろう。

カッターが紙や物を切るものだということを理解していても、人間を切ったらどうなるか、という想像ができない。もしくは想像しても“死”ということに現実感がなかったのだろう。
他人の痛みというのが想像できないのだろう。

背筋がぞーっとする。

ワタクシは独身で子供はいない(子供は欲しいと思ってはいる)。
会社のある先輩に、
「chさ、こんな世の中に子供を生んで、育てるってどう思うよ。俺は一児の父ではあるが、本当に情けなくなる世の中になってしまった」
と言われた。
その時、答えに窮してしまった。

今の世の中は、本当に子供を育てる環境としては最悪かもしれぬ。
そんな世の中に、確実に子供より早く死ぬであろう(そうした世の中に子供をおいて先立つであろう)ワタクシが、子を生み・育てていいものなのだろうか?と考えてしまった。

なんとか、こうした世の中を変えていかなくてはいけないと強く思う。
久々にお買い物熱が刺激されるアーティストの新譜が発売されて嬉しい限り。
買い逃さないように覚書。
思い出し順(なので、順不同)。

・THE CALLINEG 「THE CALLINEG 2」発売中
・MORRISSEY 「You Are The Quarry」(DVD付)6/9
・DEVO 「ビデオ・コレクション+ライヴ1996」(DVD)6/23
・Tim Booth 「Bone」(UK盤)6/14(日本盤出るようならそっち)
・The Cure 「The Cure」(UK盤)6/25(日本盤出るようならそっち)
・SHAUN RYDER 「Amateur Night in the Big Top」発売中
・Franz Ferdinand 「Franz Ferdinand」6/2
・22-20s 「05/03」発売中
・KEANE 「Hopes and Fears」6/23

てなところか。
KEANEかなりツボな感じなので、早く聴きたいな〜。
今日は、うちのオトンと映画を見に。
トロイにするかレディ・キラーズにするか悩んだあげく、
上映時間が短いとのこと(どんな理由や!)で、レディ・キラーズに決定。

トム・ハンクス主演、コーエン兄弟監督・脚本とのことで、期待していた。

104分後。

・・・・・・。
ううう、もったいねー。
脚本つまらなすぎ〜。
笑えないし、盛り上がりなし。
俳優さんたちは、誰もがくせのある感じで、いい味出していただけに、もったいねー。
トム・ハンクスの知的な泥棒さんはとってもウィットに富んでいるセリフ回しをするのだが、いかんせん、彼の会話だけが浮きまくり。

よかったのは、劇中に効果的に使われるゴスペル(苦笑)。

久々に見ている最中に、「つまらない・・・。落ちはこれっすか(がっくし)」という気分になった。

残念だ。
以前もこの件について、書いたけどそろそろ結論が出てしまいそうな感じなので、もう一度取り上げたいと思います。

最近どうなるか行方を探っていた、第159回国会(現在開催国会)で内閣より提出された「著作権法の一部を改正する法律案」に関する動向。

まず、この法案がなぜ問題となるのかの要点。
●日本盤が出ている洋楽の輸入盤(外国で合法的に発売されたCD)が買えなくなるかもしれない。
●日本盤がCCCDで、輸入盤がふつうのCDの場合でも、やっぱり日本盤しか買えなくなるかもしれない。
●国内盤が出ないCDは規制の対象外だけど、小売店には並びにくくなるかもしれない。(一枚一枚検査できないため、まとめてNGとなる可能性大)
●販売目的ではない、個人的に楽しむための輸入でも税関でストップされる可能性がある。
●さらに日本盤が出ているものだったら、向こうのレコード会社が日本への輸出を禁止して、日本盤しか買えないようにできるらしい。

まったくこんなことなったら、ホントに日本の音楽環境はかなり寂しくなること請け合い!

当初は、日本邦楽が韓国や中国向けの安いCDの還流防止策となる法案だったのに、なぜ、こんなことになってしまったのやら。

現在、参院は通過し、衆院で審議されています。
しかーし、光が見えてきたことに、三党合意で修正方向に向かいつつある、との事。ただ自民党の参議院の国会対策委員会が、参議院に法案が押し戻されるのに、難色を示しているそうです。

頼むこんな法案おかしいので参院に押し戻して、修正してくれーーー。

おめでとうS氏!

2004年5月26日
知り合いのバーテンダーさんのお店が開店した。
これで晴れてオーナーバーテンダーだね、といったら、本当に嬉しそうだった。

お店はシックでモダンな作り。
よかった〜(笑)。
このバーテンダーS氏は、強面な外見とはうらはらに、かなり乙女チック。
お店をオープンするという話を聞いてから、一体どんな内装になるのだろう・・・、となかば心配(笑)していたのだが、さすが、酒を飲む場所はシックな作りがいいというのをお分かりで。

初日は20日だったので、仕事帰りによって(といっても11時過ぎだったのだけど)閉店の4時まで飲んでしまった。
彼の作るお酒はとっても美味しい。
いろいろと好みを聞いてくれるし、また、お酒に対してとても真摯に接しているのだ。
そのあたり、とっても好感が持てて彼と仲良くなったのだけど。
ワタクシ、お酒が大好きなので、お酒をぞんざいに扱うのは許せない!
そして、外で飲むからには、美味しくいただきたいじゃないですか!

あーでも、家からタクシーでもそれほどかからない場所なので、かなり飲んだくれてしまいそうな予感・・・。
ちなみにオープンしてから今日で一週間だけど、すでに3日も足を運んでしまった。

やばい(笑)。
ISBN:4004203597 新書 後藤 政子 岩波書店 1986/12 ¥777

「予告された殺人の記録」で有名なG.ガルシア=マルケスの「戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険」を読んだ。

この本は、ピノチェト軍事政権誕生の機に亡命し、入国禁止リストに入っている(ようするに帰ってきたら捕まってしまう)映画監督ミゲル・リティンが、1985年はじめに、秘密裏に母国に潜入し、六週間にわたって軍政12年目のチリの現状を7000メートル以上のフィルムに収めた体験を、G.ガルシア=マルケスがリティン監督にインタビューし、それを独白調のルポとして再構成したもの。

簡潔かつ緊張感が漂う描写、魅力あふれるリティン氏の姿が生き生きと書かれていて、とても面白く読み進めることができた。

ちなみに、なんともいやな偶然なんだろうけど2001年9月11日の同時多発テロと、ピノチェトがクーデターを起こしたのは28年前の同じ日(1973年9月11日)ということ。
チリの人々は、あの崩れていくWTCを、空爆される大統領官邸として使われていたモネーダ宮殿の姿にかさねあわせたのではないだろうか。
チリの人々にとっても9/11は、行方不明になった家族・友人、命を落とした人々を追悼する日なんだそうだ。

自分の国から進んでではなく、やむを得ず亡命しなければならないというのは、辛いことだろう。
リティン氏は、チリに入国するために自分を別人に仕立てなければならなかった。入国には成功したものの、彼にとってそれは本当の“帰国”ではなかった。

「私は懐かしい人びとから顔をそらし、自分の国にありながら亡命しているというおかしな状況を受け入れざるを得なかった。もっともつらい亡命形態であった」

まあ、彼は滞在が進むにつれ、自分自身を取り戻そうという危険を冒すわけだが、わかるよな〜。

自分の国にいて、でも自分ではいられない。懐かしくてたまらない友人や祖国に対して、自分は傍観者でいなくてはならない。そんなの耐えられないものね。

だんだんと警察にマークされるようになり、脱出のために旅客機に乗り込む彼と彼の協力者。しばらく飛行していたのに、突如、チケット提示を乗客全員が求められる。
緊張感に耐え切れなくなりそうな彼だったが、あっさりと確認は終わる。
飛行機にひとり密航者がいたようだったのだ。
彼は笑いながら乾杯する。「ひとりじゃない!ふたりだ!」

カタルシスだよね〜。このセリフで終わらせるところが、作者の力量を感じさせる。

面白かったです。
撮影されたフィルムは、「ACTA GENERAL DE CHILE」(戒厳令下チリ潜入記)というタイトルのドキュメンタリー映画として上映されました(見たいな〜)。

この後ピノチェトは選挙で敗北し、チリは軍政から民政に移管を達成する。

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<チリの略史>
1818年 事実上の独立
1970年 アジェンデ社会主義政権誕生
1973年 クーデターによりピノチェト軍事政権誕生
1980年 新憲法草案に対する国民投票の実施
1981年 新憲法発効
1988年 ピノチェット大統領信任投票
1989年 大統領選挙、国会議員選挙
1990年 エイルウィン政権成立
1994年 フレイ政権成立
2000年 ラゴス政権成立

73年に発足したピノチェット軍事政権は、1988年10月の国民信任投票で敗北。89年末の選挙で反軍事政権諸党連合を母体にエイルウィン大統領が選出され民政移管が達成。以後フレイ大統領、ラゴス大統領と、3期連続して中道左派連合政権が継続。

2000年に発足したラゴス政権は、市場重視の経済政策、開かれた地域主義の外交等従来の基本政策を継続。当面の課題は高失業率(約9%)の解決、中期的には社会格差の是正、インフラ整備、軍政時代の負の遺産の処理(憲法改正等)。

全般に政治体制は安定。98年10月のピノテュット元大統領の英国での逮捕事件を契機に国内の左右両勢力の対立が一時顕在化。2000年3月の同氏の釈放・帰国により、チリでの裁判が開始されたが、同人の健康上の理由により、2002年7月、最終的に裁判は停止された。同月、ピノテュット元大統領は、終身上院議員を辞任し、政界から引退した。こうした動きを受け、また、軍事クーデター発生から30年が経過した2003年には、軍が過去への反省と政治への非介入の姿勢を明確にしたこともあり、国民和解の進展が見られる。
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課外活動もいいけど、早くニューアルバムを出してくれと心の底から言いたいNew Orderのブイブイ、ニューウェーブ親父ことフッキーのサイド・プロジェクト「Freebass」の動きが見えはじめました。

このFreebass、フッキーのほかに、Mani (Primal Scream and ex Stone Roses) とAndy Rourke (ex The Smiths)という、UKの誇るバンドのベーシスト3人組み。
いったい、ベーシスト3人揃って、どんな音を作るんじゃーと勘ぐっておりましたが、このほどヴォーカリスト決定。

ロンドン在住の25歳、Matt Clayson (aka ’Fella’)くんとのこと。

し、知らねー・・・・・・。

2月にオーディションをやっていたらしい・・・・・・。
一応、バンドのリードシンガーとしても活動していたとのこと。
Goodman Ray(GMR)というバンドで“Legacy for a Revolution”というEPを出したこともあるって。
ギターも弾けるってよ。

ふっ、ふーん・・・。

さてさて、どんな音になるか、期待と不安でいっぱい(笑)。

で、New Orderの新譜ですが、John LeckieとSteven Streetの2人がプロデューサーとして決定。
またGet ReadyのプロデュースをしたSteve Osbourneも何曲か一緒にやったみたいでございます。
一時期、Brian Enoの名前もあがっていましたが、頼んだけど忙しかったらしく断られたらしいです。

発売時期はまったくアナウンスされておりやせん。しくしく。
ただし、デモ・トラックはあるらしく、ショーン・らりらり・ライダー氏、ベズ、マニ、そしてぶいぶい親父フッキーが集まった「Get Loaded」というイベントでのDJのプレイ中に、流したそうです。

心の底から「聞きてー」。

Freebassのデモも流したそうな。

親父、頼む、早く本業のNew Orderの新譜をとっとと出しておくんなまし〜!!(心の叫び)
ティム・ブース アンジェロ・バダラメンティ CD ユニバーサルインターナショナル 1996/07/05 ¥2,548

あのJamesのボーカリストTim Boothが脱退から3年、やっとソロ・アルバムの発売が決定しました!

ただ残念なのはメジャーではなく、インディーのSanctuaryからの発売となります。
ただし、Sanctuaryはインディーとはいいつつも、かなりクセのある面子が揃っているレーベルでございます。今や憑き物が落ちたかのようにご活躍中のMORRISSEYさんやBLONDIEなども所属するレーベルです。

そんでもって、気になるタイトルは「Bone」で6/14UK発売の予定。
先行シングルは、「Down To The Sea」で6/7発売とのこと。

声も曲も大好きだったのでTim Booth(ワタクシ的愛称:ハゲ)がシーンに戻ってきてくれたのは、もう大喜びものでございます。
で、ハゲ脱退により解散したかと思い込んでいたJamesですが、実はまだ解散していないようです。ただし、やはりハゲ脱退から沈黙を守っているので、このままなし崩し的にフェード・アウトしてしまいそうな予感。

96年に発表したアンジェロ・バダラメンティと組んだ「ブース&バッド・エンジェル」も、幻想的な曲にハゲのヴォーカルが絶妙で、不思議な世界観を醸し出した秀作だった。
※ちなみにアンジェロ・バダラメンティはデヴィッド・リンチ作品の音楽やジュリー・クルーズのプロデュースで知られる人です。

ソロ作、かなり期待大!
ISBN:4091852785 コミック 浦沢 直樹 小学館 2002/02/28 ¥580

今さらながらに「MONSTER」を一挙買いして、一挙に読みました。
うーん、凄い話でした。
なんともいえない読後感。
以下はMONSTERを読んで思ったことの1つ(おいおい、そのほかに思ったことを書いていこうかと思います。この物語は本当にいろいろと考えさせられました)。

この物語は“名前”がキーワードになっているわけで。
名前を奪われたものは、どこの国に所属するでもなく、どこの誰でもなくなりそして感情すらなくなっていく。

古代の歴史の中には名前を大変神聖視していた民族もあり、本当の名前は決して知られないよう通称を使っていた、ということもあったようだ。
近しいもの以外に本当の名前を知られると、支配されてしまうというように思われていたらしい。

ちょっと違うけれど、MONSTERに登場してくる名前を奪われたものたちも、名前を奪ったもの=本当の名前を知ったもの(ボナパルタや彼の協力者、実践者たち)に支配されてしまう(彼らの目指すものになってしまう)。

“名前”というのは、その名を持つ人間のアイデンティティの根幹だとワタクシは思います。
名前なんてたいしたことないじゃん、という方もいるかと思いますが、ワタクシは名前が付けられてこそ、“個”という認識ができるのではないかと思います。
そう考えると、名前がないということは、どんな人にもなれるけれど、唯一の自分という存在にはなれない。
こりゃ、まさにアイデンティティの欠如となってしまうわけで。

そうした名前を奪われた人々の悲劇が大きなモチーフとなって物語が進んでいくのだ。

もし、ワタクシが名前を奪われたら(これはワタクシ自身が名前を無理やり忘れさせられる、ワタクシの名前を知っている人がこの世からひとりもいなくなるなど)なったら、絶望的な孤独を感じることだろう。
本当に恐ろしいことだ。

浦沢直樹という人は凄い人だ。
エレクトロニック CD 東芝EMI 1999/04/16 ¥2,548

ユニット自体がまだ活動しているの?とすっかり忘れさられた頃にセカンドを出したエレクトロニックさん。
さて次はあるのか?と思っていたのも忘れかけていたとき、またまた3年後に新作「TWISTED TENDERNESS」を発表。

これの情報は前々から仕入れていたので、発売日にCDショップへ。
エレクトロニック〜、エレクトロニック〜、とルンルンしながらCDを探していたワタクシの目に飛び込んできたのは、おっさんが手を上げている謎のジャケットだった・・・(当時、かなり引いたのを思い出す)。

まあ、でもでもバーニーの声を聴くのは久しぶりだし〜(そんなんばっか)、どうせ脳内麻薬でまくりだし〜、気にしない〜、出来にも気にしない〜、とバーニー馬鹿全開で視聴もせずにとっとと購入。

で、さっそく聴く。

ちょ、ちょっと、かなりいいんですけど〜(号泣)。
ジョニーのギターがウィンウィンしてるんですけどー(号泣)。
バーニーの声がもうそりゃー色っぺーんですけどー(号泣)。
楽曲もかなりいいんですけどー(号泣)。

のオンパレードだった。

ワタクシの好きな曲は、3曲目のvivid、6曲目のWhen she’s gone。
どちらもバーニーの声が色っぽいのだ。
声が濡れているっつー感じっすか(笑)。

そして現在に至り、それぞれNew Orderにヒーラーズという基幹バンドが軌道にのり、このユニットの名前を聴くことはなくなってしまった。

でも、忘れた頃のエレクトロニックだから、もしかしたら、もしかするかもね。

ワタクシ的エレクトロニックアルバムの好き度。
サード>ファースト>セカンド
なのだ。

いいですぜー、エレクトロニック。
エレクトロニック CD ワーナーミュージック・ジャパン 1996/07/25 ¥2,447

5月7日の通勤ソングで紹介した、マンチェが生んだやる気のなさではピカ一のユニット「Electronic」。ファーストが1991年に発表されてから5年後。
ぶらぶらとHMVを流していたワタクシの目に飛び込んできたのは、緑と青色が印象に残るジャケットのCDだった。
ジャケ買いしようかな〜と思って手にとってアーティストの名前を確認したところ、Electronicの文字を見つけ、しばし呆然。

そのときのワタクシの頭の中は、

えー、エレクトロニックってあのエレクトロニックなのかよーーーー。
いや、もしかしたら違うかも。
喜びいさんで買って、いざ聞いてみたらがびーんになるかもしれんし。
しかもあのユニットまだやってるんだろうか・・・。

という疑心暗鬼(笑)。
一応、置いといて視聴機のほうでもいってみっぺという感じで移動したところ、視聴機にそのCDが入っていた。そして、店員さんの手書きポップ。
New OrderとThe SMITHの文字。
いやーん、ほんまもんにあのエレクトロニックだったのね〜。
もちろん視聴するまでもなくレジへレッツゴー。

みんなが忘れた頃の2作目。おっさん達はどんな音を届けてくれたのか、わくわくしながらCDをセット。バーニーのというかNew Orderの新譜に飢えていたワタクシなので、もうバーニーの声さえ聴ければどんな駄作でも脳内麻薬が出まくりになるのは目に見えていたのだが(ホントに馬鹿)。過剰な期待と心の奥底にある不安に胸をドキドキ(笑)させながらPLAYボタンをプッシュ。

あははははは〜。
いやだわ、このおっさん達。
時代性まったく無視。超・超エレポップ。
サイコー!

まあ、自分でもわかりきった反応だったわけだが(苦笑)。

当時はあまりに新譜に飢えていたしな〜。
で、この「RAISE THE PRESSURE」ですが、なんと元クラフトワークのカール・バルトス氏がアルバムの半分をバーニーとジョニーと一緒に共作しています。
しかし、クレジット見るとむむむむ、よりエレクトロニクスな曲にはバルトスが入っていなくて、ポップな生音ちっくな楽曲に彼のクレジットが入っているという面白さだったんですね〜。
キーボードとしてもバルトス氏は参加しているため、バルトス風のテケテケ電子音はいい感じにそれぞれの楽曲にアクセントを加えております。

ああー、ホントにバーニーが好きなんだな→ワタクシ・・・。
ISBN:4990073037 単行本 北尾 トロ 鉄人社 2003/11 ¥1,365

北尾トロ氏の「裁判長!ここは懲役4年でどうすか 100の空論より一度のナマ傍聴」を読んだ。
この本は北尾氏が裁判所に通って見た裁判に対するエッセイなわけだけど、この本ではじめて傍聴マニアなる人々がいることを知った。
すごいよね〜“傍聴マニア”だよ。

北尾氏ははじめは面白い(ちょっと不謹慎?)裁判に行き当たる確率が低かったようだが、この傍聴マニアの人々と知り合うことによって、裁判の奥深さにどんどんハマっていく。

このマニアさんたちのすごいところは、ある人は裁判長、被告、事件などの詳細をデータ化している、データ魔の人や、今の興味は裁判所関連の人事(爆笑)だというマニアさんや、一回傍聴した裁判は結審まですべて見るというマニアさんなど、その熱心さだ。
マニア諸氏にいわせると、裁判長の判決も大方予想がつくという。

さらに含蓄のあるマニアさんの言葉も紹介されている。
「こういう事件を傍聴して家に帰ると、女房がテレビドラマなんかみてるじゃない。もう、バカじゃないかとね」
架空のドラマなんかよりも、すごい事件が現実で起こっているのである。
そうした架空のドラマにはない緊張感にハマる人が多いんだろうな。

これから陪審員制が導入されるかもしれないし、一度は裁判を傍聴してみてもいいかもしれない。

気軽に・・・というわけにはいかないが、裁判を傍聴してみるのもいいかもしれないと思わせる本だった。
北尾氏が何度も書いていたことだが、
“被告の席にいるのは、もしかしたら自分だったかもしれないのだ”
というように、被告になっている人は極々普通の人がある日を境に犯罪者になってしまうことは多々あるということを思い知らされる。
そして裁判では、プライベートなことなどが証拠として発表されてしまう。

悪という誘惑に負けそうなあなた、裁判を傍聴してみては?きっとそこ(被告席)に立つのなんて真っ平ごめんって思うかもしれませんよ。
エレクトロニック CD ワーナーミュージック・ジャパン 1991/06/25 ¥2,447

イギリスで“THE BIG ISSUE”(雑誌)というホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業があるのは知っていた。
イギリスのアーティストなどもよく協力していて、独占インタビューとか掲載されているのも知っていた。

そんな“THE BIG ISSUE”の日本版がはじまっている。
すでに第8号まで発行されている。
大阪から始まり、東京方面でも始まった。

この“THE BIG ISSUE”のシステムは、
最初に販売者(ホームレス)は雑誌10冊を無料で受け取り、
その売上2000円(1冊200円)を元手に、以後は90円で仕入れし、200円で販売し、
110円を彼らの収入とするもの。

計画としては、販売者一人あたり月500冊(利益5万5千円)を売り、
一泊千円のドヤ(簡易宿泊所)に泊まって、とりあえず路上生活から脱して頂くという目標だそうだ。
はじまって、半年でこれは達成できたといえるそうだ(大阪の場合。東京、京都はいま一歩)。
9月から月2回の発刊を目指し、販売者が自力でアパートを借りれる(住所を持つ)という新たな目標があるそうだ。

今日の食事の心配というのは切実なものだから、炊き出しなどのボランティアは非常にいいことだと思う。
しかし、それだけでは彼らの今の生活はなんら変化することはない。
こうした彼ら自身で働いて収入を得る場を設けるという試みは素晴らしいものだと思う。
地道に長〜くこうした試みは続けていって欲しいものだ。

銀座で販売者の方を見かけたので購入した際に思ったこと。

蛇足:
記事の内容も、硬軟とりまぜた読み応えのある内容です。アーティスト関連はまだまだイギリス版の翻訳記事が多いのだけど、ぜひ、日本の作家・アーティストなど協力して欲しいものだ。

ご興味のある方はこちらを参照してみてください。
http://www.bigissuejapan.com/

今日の通勤ソング:
Electronic「Electronic」
バーナード・サムナー、ジョニー・マーの二人に、ペット・ショップ・ボーイズ(本作だけ)が参加したElectronicのファースト。当時どんな音が生まれるのだろうと話題になった。だって、スミスとニューオーダーとPSBが集まっちゃったんだから。
出てきた音は、とってもクールないわゆる踊れない(笑)ダンスミュージック。ユーロビート満載の当時に冷や水をぶっかけるかのように、とてもポップなダンスミュージックを作ったこのユニット。
ワタクシ的にはもう最高!あんたら最高!と大笑いしてしまった。
音楽的にもバーニーとニールのデュエットなんか、もうーたまらん(大笑)。
その後、このバーニーとジョニーのやる気あるんだかないんだかユニット“Electronic”は2枚のアルバムを発表しています。この2枚もまた、たまらん。いずれ書きます!
ISBN:4915512371 単行本 松岡 佑子 静山社 1999/12 ¥1,995

かれこれ、1年半以上上司N氏から借りていた「ハリー・ポッターと賢者の石」を読み終えた。というかずっと読んでいなかったのを一挙に読んだだけなんだけど。

すまぬ〜、上司。購入者のあなたも読んでいない本をずっとぶんどったまま、うちのオカンが先にあっという間に読んでいたのを、なんだか気が乗らないというたわけた理由だけで読んでおりませんでした。
ひらに、ひらにお許しを〜。

馬鹿売れというだけで、微妙に敬遠というか、あまのじゃくな気分がずっと蔓延していて、読めませんでした。
しかし、さすがに1年半という年月は申し訳ない(というかあまりにも無体)という理由で、昨晩一挙に読まさせていただきました。

感想。面白かったです。早く第二巻〜第四巻も買ってください→上司へ。

脇役の登場人物まで魅力があふれていて、彼らが主役のサイド・ストーリーもできてしまうんじゃないかと思うくらい。
子どものころ、魔法を使えたらな〜、空を飛べたらな〜、なんて思っていたことを思い出した。

プロットなんかは、よくある昔からのネタなんだけど、それを一挙に読ませる魅力があった。きっと何気なく登場してくる、小物なんかがウィットに富んでいるからなんだろう。

しかし、映画版でハリーを演じるダニエル・ラドクリフくん。今夏に公開予定のシリーズ3作目の予告編とか見ると、あまりにかっちょよくなっていて、ちょっとくらくらした(笑)。
04月30日付 日刊スポーツの報道「イラク日本人人質の郡山今井さん会見要旨」へのコメント:

一連のイラク日本人人質事件でいろいろと議論されていることで、一番くだらないのが“自己責任”論だと思う。
退避勧告が出ている地域でボランティア、ジャーナリストが活動することにおいて、それは自己の責任において行動することは当たり前。でも、それはネガティブというか否定的な意味合いではなく、フラットな意味。危険地域で活動するにはリスクがある。危険と向かい合わせの中で、何かあってもそれは自分の責任だ。もちろんボランティア、ジャーナリストの人たちは承知の上。だから今更自己責任についてぎゃーすかいうのは“はあ〜”って感じ。
私がこの出来事について思うことは以下の通り。

●国が自国民の命を守るのは当たり前

だから、国が人質になった人に対してぎゃーすかいうのは、ちゃんちゃらおかしい。自国民の安全を守れないなんてことになったら国として機能していないのと同じ。もちろん時の政府と意見を共にしない考えを持っている人たちにもこれは当てはまる。

●人質になった人たちの、リスクに関して甘すぎる考え

危険地域にまさに飛び込むわけだから、危険に関してありとあらゆる想定をするべきだった。空路があるにも関わらず、アリババ街道とも呼ばれている危険な陸路のルートをなぜとったのか、現地の人間が危険だといっている地域になぜ足を踏み入れたのか。戦争下の“危険”ということについて、彼らの考えは甘かったのではないか。

●なぜジャーナリストが民間人と行動をともにしたのか

スパイと疑われることが多々あるのがジャーナリスト。なぜ“プロ”が民間人と行動をともにしたのか。取材対象だったらいざしらず。

●未成年を“今この時期”にイラク入りさせたこと

個人を攻撃するつもりはないが、なぜ今、この時期にイラクに入らなければならなかったのか?という疑問。今じゃなければならなかったのか?
すいませんが、ここから私が個人的に単純な暴論かもしれないけど思うことを書きます。
海外取材の経験もない、ましてや英語もしゃべれなさそう(もしかしたらしゃべれるかもしれないけど)な、未成年の子供をなぜ親はイラクに行かせたのかという疑問。
尊い信念を持ってイラクに行こうとしていることに関しては、とても立派で勇気のあることだと思う。しかし、今でなければならなかったのか?親御さんが、止めるべきではなかったのか、と思ってしまうのだ。チャンスはいくらでもある。命あっての活動なわけだから、ここは本当ならば親御さんが今回のイラク入りは止めるべきだったのではないかと私は思ってしまうのだ。

私は単純な意見だが、人が死ぬのを見る、聞くのは嫌だ。
ましてや、危険な地域に入って困っている人々のために働く人々が、命を失ってしまうのは本当にやるせない。

NGO、NPO、ボランティアという活動が、ようやっと日本でも広く知られるようになってはきたが、国とそれら活動をしている人たちとの連携が、まだまだボランティア先進国とは雲泥の差だと思う。

国がカバーしきれないことに関して、NGO、NPO、ボランティアの方々がカバーし、大規模な援助が必要となったら国として援助活動を行う。そうした連携プレーが必要だと思う。
そして国とNGO、NPOは協力してリスクに関しての情報や、危機管理のマニュアルを共有すべきだと思う。援助が必要な国は、えてして政情不安な場合が多いのだから。

今回イラクの人質事件に関しては、自己責任ということについて不毛な意見の戦いなんかしている暇がったら、危機管理のあり方や国とボランティアの人々の間の連携に関して議論するべきだと思うのだ。

蛇足:
信念を持って行動することは立派だと思う。でも、信念における行動がさまざまな人間をトラブルに巻き込むってのはお門違いだと思う。信念を持って行動する場合は、その行動によってどんなことが起こるのかよく考えた上でするべきだ。甘い考え、“信念”という理想だけで動くことほど危険なことはない。
ISBN:487233759X 単行本 伊藤 英嗣 太田出版 2003/08/25 ¥1,995

「クリエイション・レコーズ物語」読み終えました。
この本は、マッギーを中心としたクリエイション関係者のインタビュー本なのですが、マッギーってホントに他の関係者に愛されていたんだな〜というのが、インタビューを読んで思ったこと。

クリエイションって、マッギーの自分達がよいと思った音楽をリリースする、という信念と彼のキャラクターに惚れ込んだ人々のケミストリーが生んだ奇跡だったんだな〜。

ホント、インディー・レーベルって、レーベル主宰者のカラーと個性的なアーティスト、そして献身的なスタッフの融合が生む奇跡なんだよね〜。

しかし、この本を読んでも「24アワー・パーティ・ピープル」を読んでも、インディーの存在意義って難しいな、と。
メジャーでは見逃されがち(または契約に至らない)な良質なアーティストの音楽をリリースしていくこと、何らかのポリシーを持ってリリースするとか、メジャーにはできないフットワークの軽さがインディーの売りなわけだが、いったん所属アーティストがビッグになってしまうと、悲しいかなレーベルは崩壊してしまう(クリエイションのオアシスしかり)。

マンパワーの不足、供給の問題などなど、インディーの規模では手に負えなくなっちゃうんだろうな。

まあ、日本のインディーに関してはまったく門外漢なんでわからないんですが、海外のインディーってまだレーベルのカラーを残しつつがんばっているところが多いので、応援したいもんです。

しかし、マッギー、トニー・ウィルソンを嫌いなのはわかるけど(トニーはアーティストじゃないしね)、なぜ故ロブ・グレットンも嫌いなんだろう。
ロブって、ROBS RECORDでファクトリー倒産の際にレーベルを失ってしまったアーティストや、メジャーから切られてしまったSub Sub(現Doves)と契約したり、新人アーティストを発掘したりと、ワタクシ的には音楽を愛するいいおっちゃんって感じなんだけどな〜。
殴り合いの喧嘩でもしたか、そして負けたか、ロブに(笑)(ロブの喧嘩っぱやさは有名だもんね〜。結構強かったらしいし)。
ISBN:4789720063 単行本 江口 研一 ソニーマガジンズ 2003/02 ¥1,890

今、「クリエイション・レコーズ物語」を読んでいるので、マッギーとトニー・ウィルソンって似ているよな〜としばしば思う。
どちらもお金儲けというよりも、クールな音楽を世に出したいという、音楽を愛する心意気だけのDIY精神でレーベルをはじめたっていう点も似ているし、個性的だけど求心力があり、適度に羽目をはずし、ときにかんしゃくを起こす、とっても愛すべきバカなところも似ているよな〜(トニーはクールな音楽を出す=クールな人と思われたいだったんだろうけど)。

しかし、この二人のおっさんたちの嗅覚はすごいっすね。ホント。

Factory=Joy Division、New Order、A CERTAIN RATIO、HAPPY MONDAYS、DURITTI COLUMN、Section25、JAMESなどなど綺羅星のごとく。

CREATION=The Jesus & Mery Chain、Primal Scream、The House Of Love、Ride、My Bloody Valentine、Teenage Funclub、Oasis、THE JASMINE MINKSなどなど。

でも同じような理由、放漫経営(アーティストと正式な契約を結んでいない、マーケティング度外視、アーティストと良好な関係すぎてリリースタイミングがアーティスト主導)などでレーベルは頓挫してしまう。

ううう、もったいない。

でも、どちらもあの時代に必然的に生まれた美しくも毒々しい徒花のような存在だ。

美しくて、そして衝撃的でクールな音楽を届けてくれて本当にありがとうといいたい。

「クリエイション・レコーズ物語」も全部読み終えたらまた、感想なぞ書きたいと思います。

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